富士山びより

ソロキャンプ初心者のための注意点!安全と防犯のために必要なこと

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最近注目を集めているソロキャンプ。
一人でのんびりと自然を満喫できるのが魅力です。
是非みなさんに挑戦してもらいたいのですが、その一方で、野外で寝泊まりすることや、一人だからこそ注意しておきたいことがあるのも事実です。

この記事では、

  • ソロキャンプで注意することって何?
  • 安全や防犯のために準備できることは?
  • 女性がとくに気をつけたいことはある?

こんな疑問や不安を解決していきたいと思います。
せっかくのソロキャンプが台無しにならないように、安全に気持ちよく楽しむために必要なことを紹介します。

安全のために注意すること

悪天候や寒さ

事故防止のためには、悪天候であれば無理をせずキャンセルするのが一番です。
しかし、予想外の天気の変化もキャンプにはつきもの。
備えておくべきことを紹介したいと思います。

雨対策

キャンプは野外で過ごすので、天候にとても影響を受けます。
ベテランさんは雨でもキャンプを決行する方もいますが、初心者の方は雨が降りそうな日のキャンプは避けるのが無難です。
当日の天気予報は必ずチェックするようにしましょう。
また、山の方は天候が変わりやすく、天気予報がはずれる可能性もあります。
雨が降ってしまった場合に備えて、雨具は必ず用意しておきましょう。
傘だけでなく、手がふさがらないカッパやポンチョのような雨具が必要です。
雨で濡れた服のままでは体が冷えてしまうので、着替えもあると安心です。
車をキャンプエリアに乗り入れることができるオートキャンプにしておけば、車が避難場所としても役立ちます。

風対策

雨の対策に気を取られがちですが、実はもっと怖いのは風です!
風速1~2mは快適ですが、風速が3mあると、やや風が強いなと感じるようになります。
風速4mでテントを立てるのに苦戦する、ガスバーナーの火が消える、油断すると物が飛んでいくという感じです。
実際にもっと強風の時にはテントが壊れる、飛ぶといった事態も珍しくありません。
初心者の方には手に負えませんので、風速6~7m以上の時は中止することをおすすめします。

風が強いと感じる時、風が強くなる予報の時は、

  • タープは立てない
  • 鍛造ペグを使う
  • テントにはロープもしっかり張る
  • 飛びそうな物を放置してテントを離れない

といった対策が必要です。

私も風が強い日、テントを離れている間にゴミ箱が飛んで行ったことがありました。
隣のキャンパーさんが拾ってくれましたが、壊れて天板を紛失しました。
他の方に怪我させたり、テントや車を傷つける可能性もあったと考えるとぞっとします。

恐怖を感じるような強風の時は暗くなる前に撤退しよう
とくに春キャンプは春一番の風に注意だよ

寒さ対策

キャンプ場は山や高原などの高地にあることも多く、市街地と比べて気温が低い場合があります。
標高が100m上がると、気温は0.6℃下がると言われます。
夏でも朝晩は冷えることがありますので、必ず天気予報で気温をチェックして、脱ぎ着できる服装で備えましょう。

また、寒い時期は無理せず、コンセント付きで電気が使える電源サイトを使用することをおすすめします。
ホットカーペットと毛布があれば安全に暖をとることができます。

火の取り扱い

引火や火災の危険

焚き火をするなら、火の扱いには十分注意し、目を離さないようにしましょう。
とは言え、実際はソロキャンプの場合、トイレに行くなどどうしても離れなければならない時もでてきます。
トイレなど短時間の場合は火をなるべく小さくし、風で飛びそうな物や引火しそうな物は片づけてから席を離れるようにします。
お風呂や就寝時には必ず完全に消火したのを確認してください。
小さな火種でも風で飛ばされて、周囲に引火する可能性があります。
消火する時間から逆算して、薪をくべるペース配分をしましょう。
燃え残ってしまって早く消火したいという時は、火消し壺という便利な道具を使う方法もあります。

薪が燃え尽きるまでは意外と時間がかかるよ
まだ感覚がつかめない初心者の方は、余裕をもって消火の2時間前には薪をくべるのをストップしよう

一酸化炭素中毒の危険

一酸化炭素中毒の危険があるため、テントの中では絶対に燃焼器具を使ってはいけません。
燃焼器具とは、焚き火やBBQコンロ、ストーブなどです。

一酸化炭素は、ストーブなどで燃料を燃やす時に、酸素が不足して不完全燃焼を起こすと大量に発生します。
燃料の種類に関わらず、ガス、石油、薪、炭、燃えるものならなんでも起こりえます。
一酸化炭素は毒性が強く、吸い込むと死に至ることもあるのですが、色も臭いもなく、気づかないうちに吸い込む可能性があるためとても危険です。
テント内では火気厳禁!と覚えておきましょう。

不注意による怪我

キャンプでは料理や薪割りなど刃物を使う機会があります。
とくに薪割りは、キャンプ初心者の方にとっては慣れない作業です。
ナイフや斧で手足を大けがする危険があるので細心の注意を払いましょう。
また、ガスバーナーやランタンなどの道具は前もって使い方を予習しておく、そもそも必要以上に難しい道具は使わないことが大切です。

野生動物による被害

キャンプ場とはいえ、自然の中で遊んでいることを忘れてはいけません。
野生動物に遭遇することもよくあります。
例え小動物であっても、夜中にガサガサとゴミをあさる音が聞こえたら恐怖でしかありません。
就寝時は、ゴミは袋を2重にして口を縛りふたができるゴミ箱にしまう、食べ物はクーラーボックスや車の中に片づけるといった対策が必要です。
熊や猪など危険な野生動物の出没情報にも注意しておきましょう。

防犯のために注意すること

道具の盗難対策

残念ながら、キャンプ場での盗難被害はあります。
とくにソロキャンプでは、テントを無人にする時間がどうしてもできてしまいますので必ず対策をとりましょう。

就寝時や不在時は道具をしまう

盗難が起きやすいのは就寝時や、お風呂や買い出しなどで不在にする時です。
外に出しっぱなしにしておくと狙われてしまいますので、テントや車の中にしまうようにしてください。

物をしまえるスペースのあるテントを選んだり、オートキャンプを選ぶのも防犯対策として大切

テントに施錠する

テント内に大切な道具をしまった上で、入り口部分のファスナーに南京錠をかけて施錠をするとより効果的です。
テントなので、鍵をかけても完全に防げるわけではありませんが、簡単に盗まれないようにしておくこと、防犯対策をしているアピールをすることが大切です。

ステッカーを貼る

自分の物とわかるようにステッカーなど目印になるものをつけておくのも対策になります。
犯人にとっては転売にも出しづらくなります。

貴重品は持ち歩く

トイレなど短時間でも貴重品は持ち歩くようにしましょう。
コンパクトなショルダーバッグがあると手がふさがらなくて便利です。
財布や携帯など、大切なものは肌身離さないようにしてください。

女性がとくに気をつけたいこと

女性が一人となると、防犯面で不安を感じる方も多いと思います。
安心・安全なソロキャンプのためにとるべき対策を紹介します。

安全なキャンプ場選び

キャンプの防犯対策はキャンプ場選びから始まります。
女性のソロキャンプであれば以下の点に気をつけて選ぶと良いです。

  • 携帯の電波が入るエリア
  • 管理人さんが常駐している
  • キャンプ場の中でも人目につく場所

いざという時にすぐに連絡がとれるように、事前に携帯の電波状況はチェックしておきましょう!
管理人さんが常駐しているのなら、夜間の連絡先も確認しておけばトラブルが起きた時に対応してもらうことができます。
また、ソロキャンプは静かな場所でひっそりと過ごしたいと思う方もいると思いますが、防犯面からはおすすめできません。
キャンプ場の中でも管理棟やトイレに近く、人通りの多い場所や電灯が近くにある場所の方が安全です。

SNSにリアルタイムで投稿しない

不特定多数の人が閲覧できるSNSには絶対にリアルタイムで投稿しないようにしましょう。
写真から場所が特定されてしまう場合もあり、一人でキャンプをしているのがわかってしまうと危険です。
また、事前にキャンプの計画をアップするのも同様にNGです。

周囲の人と適度な距離感を保つ

異性とのトラブルを避けるためにも、他人とは必要以上に親しくするのは避け、適度な距離感を保ちましょう。
相手に悪気がない場合でも、少しでも「怖い」と感じることがあるとキャンプを楽しむことができなくなってしまいます。
お互いのプライベートを守るためにも、近隣のキャンパーさんとは、挨拶をする程度の関わりで十分です。
また、マナーやルールをしっかり守って不要なトラブルを回避することも大切です。

防犯グッズを用意する

キャンプの防犯グッズにはこんなものが使えます。

  • テントを内側から施錠する南京錠
  • 防犯ブザー
  • センサーライト

南京錠は盗難対策としても紹介しましたが、女性の身を守るアイテムとしても役立ちます。
いざという時に周囲に危険を知らせられる防犯ブザーや、人が近づくと光るセンサーライトもおすすめです。

まとめ【ソロキャンプの安全・防犯対策】

以上、ソロキャンプ初心者が知っておきたい安全と防犯のために必要なことを紹介しました。
自然の中で一人で寝泊まりするソロキャンプ。
どんなトラブルが起こる可能性があるのか知っておくことが大切です。
しっかり対策をして、安心・安全なソロキャンプを楽しみましょう!