キャンプ場の選び方!初心者向けの7つのポイントと探し方を総まとめ
これからキャンプに挑戦したいと考えている方にとって、キャンプ場選びは悩みどころではないでしょうか?
キャンプ場は本当にたくさんあって、スタイルも様々。
設備がしっかり整ったところもあれば、無料で利用できるようなところもあります。
初心者の方にとってはちょっとイメージしづらいですし、どんなキャンプ場を選んだらよいか迷ってしまいますよね。
この記事では、キャンプ初心者の方向けに、
- キャンプ場にはどんな種類があるの?
- 初心者向けのキャンプ場選びのポイントは?
- どうやって探せばいいの?
こんなキャンプ場選びに関する疑問を解決していきたいと思います。
初心者がキャンプを成功させるためには、キャンプ場選びが大切!
しっかりポイントを押さえて、楽しく安全にキャンプを始めましょう。
キャンプ場の基礎知識
まず、キャンプ場にはどんな種類があるのか紹介します。
キャンプ場に関するわかりにくい用語についても解説していきたいと思います。
サイトの種類
サイトって何?
サイトとは、キャンプ場の中のテントを張るエリアを指します。
キャンプサイト、テントサイトと言ったりもします。
キャンプ場を調べてみると、「〇〇サイト」という言葉がたくさん出てくると思います。
そのキャンプエリアのキャンプスタイルや設備、ロケーションを表している場合が多いです。
では、どんなサイトがあるのか見ていきましょう!
フリーサイト
フリーサイトとは、好きなところに自由にテントを張っていいスタイルです。
自分のキャンプエリアが事前に決まっていないので、景色の良い場所やテントを張りやすい場所を自分で探して決めます。
フリーサイトのメリット
- 自分の好きな場所を選べる
- 空いていればのびのび解放感を感じられる
フリーサイトのデメリット
- 場所取りは早い者勝ち
- テントを張る場所に迷う
- 混んでいる時は隣のテントが近くなる
- 地面のでこぼこなどテントを立てにくい場所がある
キャンプに慣れていない方にとっては、混雑している中で自分で場所を探すのはちょっと難しいかもしれません。
区画サイト
区画サイトとは、1組ごとにキャンプエリアが区切られているサイトです。
ロープや植え込みなどで仕切られています。
事前予約が必要なことが多いです。
区画サイトのメリット
- 場所取りのために朝早く家を出る必要がない
- テントを張りやすいように整備されている
- 混雑時もスペースが確保されている
区画サイトのデメリット
- 自分の好きな場所を選べない
- フリーサイトより値段が高い
自由度は下がるけど、テントを張りやすい区画サイトがおすすめだよ
電源サイト
区画サイトの中には、電源サイトというサイトもあります。
コンセント付きで電気が使えるサイトです。
暖を取りたい冬場にはとくに重宝します。
オートキャンプ
オートキャンプとは
広い意味では車を使ってキャンプへ行くこと。
多くの場合は、キャンプエリアまで車を乗り入れ、自分のテントのすぐ横に車を置いてキャンプするスタイルを指します。
キャンピングカーでのキャンプもオートキャンプに含まれます。
キャンプ場全体がオートキャンプの場合や、キャンプ場の中でもここだけOKだよ!というサイトが設けられていたりします。
・オートキャンプ場
オートキャンプができるキャンプ場
・オートサイト
キャンプ場の中でもオートキャンプができる一部のサイトを指します
オートキャンプができることを、「車の乗り入れ可」という言い方をします。
そうでない場合は、車から荷物を降ろして、駐車場から自分のサイトまで運ぶ必要があります。
区画サイトはほとんどの場合がオートキャンプです。
フリーサイトの場合は注意してチェックするようにしましょう。
オートキャンプのメリット
オートキャンプのメリットは次の3つです。
- 駐車場から荷物を運ぶ必要がない
- 車を荷物置き場として使える
- 突然の雨の時車に避難できる
キャンプの荷物は多いので、まずはオートキャンプがおすすめだよ
オートキャンプの注意点
とても便利なオートキャンプですが、気をつけたいルールやマナーがあります。
- 区画サイト内の駐車場所や台数は決められていることがある
- キャンプエリアでは徐行する
- 車のエンジンをかけっぱなしにしない
事故には気をつけて、安全にキャンプしたいね
キャンプ場選びの7つのポイント
キャンプ場選びは初心者がキャンプを成功させるための重要なポイントです!
キャンプ場によってキャンプの難易度が変わりますので、できれば初心者に優しいキャンプ場を選びたいです。
初心者におすすめのキャンプ場選びのポイントは7つ!
- 自宅から2時間以内
- レンタル用品や売店が充実している
- オートキャンプができる
- 区画サイトがある
- 寒い時期は電源付きサイト
- トイレなどの設備がきれい
- キャンプ場または周辺にお風呂がある
➀自宅から2時間以内
初めてのキャンプであれば、自宅から車で2時間以内に行ける場所を選ぶと良いでしょう。
「普段から長距離運転には慣れているから大丈夫!」という方であれば問題ないかもしれませんが、とくにキャンプの帰り道、疲れて眠くなると大変です。
一人ならなおさらです。
また、初心者の場合はとくに、キャンプ場に着いてからのセッティングに時間がかかります。
キャンプ場までの移動時間やテントを立てるのに時間がかかり、のんびりする時間がなくなってしまってはもったいないので、自宅から近いキャンプ場を選びましょう。
キャンプ場が近ければ、時間に余裕が出るので朝家を出るまでに慌てなくて済みます。
②レンタル用品や売店が充実している
キャンプ場によっては、キャンプ用品をレンタルすることができます。
キャンプ場でレンタルできるキャンプ用品は、
- テーブル
- 椅子
- ランタン・ライト
- 寝袋
- 焚き火台
などがあります。
初めからキャンプ道具をすべてを購入するのは大変!
レンタル用品を上手に活用できるといいね
行きたいキャンプ場でどんなものがレンタルできるか知っておいてから、必要な物を購入していくと無駄なくスムーズに準備ができるのでチェックしておきましょう。
また、売店が充実していると、ちょっとした忘れ物があっても買うことができるので便利です。
③オートキャンプができる
車を自分のキャンプエリアまで乗り入れて、すぐ近くに置いておくことができるのがオートキャンプ。
離れた駐車場から荷物を運ぶ必要がなくて楽なので、初心者にはおすすめです。
オートキャンプができることを、「オートキャンプ場」「オートサイト」「車の乗り入れ可」などと言いますのでチェックしてしてください。
中にはバイクや徒歩でのキャンプも考えている方がいるかもしれませんが、初めはなるべく車での移動を選びましょう。
天気予報がはずれて突然雨が降ったり、寒くて眠れないといった事態にも車に避難できると安心です。
④区画サイトがある
区画サイトとは、一組ずつキャンプエリアが区切られていて、自分がテントを張る場所が決められているサイトです。
区画サイトがおすすめな理由は3つあります。
- テントを張る場所で悩まない
- 地面が平らでテントを張りやすい
- 朝早くから場所取りしなくていい
テントを張る場所で悩まない
私にとって唯一、キャンプでのストレスはテントを張る場所を決める時。
優柔不断でコミュ障でびびりな私。
キャンプ場が混んでいると、他のキャンパーさんのことが気になってテントをどこに張るかとても悩んでしまいます。
お隣さんとテントの距離が近くなってしまうけど嫌がられないかな…
でも自分も少しでも良いところに張りたいのでそのせめぎ合いで苦しみます。
結局いまいちな場所になることもしばしば。
そんなの全然ストレスじゃないよ!という決断の早い方もいますが、私のように優柔不断な方や、キャンプに不慣れな方には区画サイトをおすすめします。
私は空いている時期はフリーサイトを使いますが、混雑が予想される土日なんかは区画サイトを予約していくことが多いです。
フリーサイトでは、「お隣いいですか?」と一言声をかけてご挨拶できるといいみたいですよ。
地面が平らでテントを張りやすい
もう一つ区画サイトの良いところは、テントが張りやすいように整備されていること。
フリーサイトでは、傾斜やでこぼこでテントを張るには不向きな場所もあります。
しかし、区画サイトであれば、ある程度テントを張りやすいように平らに整備されていることがほとんどなので安心です。
朝早くから場所取りしなくていい
繁忙期のキャンプ場はとても混みます。
フリーサイトで良い場所を取るためには早くキャンプ場で受付しなければなりません。
その点、区画サイトでは自分のスペースがすでに確保されているので慌てなくて大丈夫です。
⑤寒い時期は電源付きサイト
寒い時期にキャンプを始めようと考えている方には、電源付きサイトをおすすめします。
コンセント付きで電気が使えるサイトがあるんです。
冬キャンプには冬用の寝袋が必須。
しかし、冬用の寝袋はかなり高価なので初めてのキャンプで購入するのはおすすめしません。
その悩みを解決してくれるのがホットカーペットです!
ホットカーペットと毛布があれば冬でも暖かく眠ることができます。
消費電力の上限があるのでなんでも使えるというわけではありませんが、ホットカーペットと携帯の充電器くらいなら問題なく使用できて便利です。
⑥トイレなどの設備がきれい
これは絶対ではありませんが、気になる人は事前にチェックしましょう。
キャンプ場のトイレは仮設トイレだったり、水洗トイレでないこともあります。
ホームページの写真や、ネットの口コミを見てみましょう。
ただ、ここまで紹介したおすすめポイントを網羅しているキャンプ場であれば、それなりに管理は行き届いているかなと思います。
設備が古くても、掃除が行き届いて清潔感があると使いやすいよね。
⑦キャンプ場または周辺にお風呂がある
お風呂は絶対条件ではありませんが、暑い時期は汗を流したいですよね。
キャンプ場にはコインシャワーがあることが多いですが、ゆっくりきれいなお風呂に入りたいという方もいると思います。
キャンプ場内にお風呂があるところは限られてきますが、近くに入浴施設があるところは多いです。
チェックしてみてください。
好きなロケーションを選ぶ
ここまで紹介した7つのポイントをおさえたら、あとは自分の好きなロケーションを選びましょう。
どんなスタイルのキャンプ場があるのかいくつか紹介します。
芝生サイト
広くて開放的な空間を楽しめます。
クッション性があるため寝心地が良く、またテントの裏が汚れにくいため片付けが楽です。
芝生サイトの注意点
・日差しを遮るものがない
・芝を傷めないように熱いものを地面に置いたり掘ったりしない
心地良くて楽ちん
私は芝生サイトが一番好きかな
林間サイト
森林の中で自然を一番近くに感じられるサイトです。
春~夏は木陰が涼しく、秋は紅葉を楽しむことができます。
林間サイトの注意点
・虫が多い(街では見ないようなでっかい虫もいます)
・草木や大きな石などがあるとサイト内のレイアウトに工夫が必要
湖畔サイト
湖を目の前に眺めながらキャンプをすることができます。
湖でカヌーやSUPといったアクティビティを楽しむキャンパーさんも多いです。
湖畔サイトの注意点
・地面が砂利だと寝心地が悪い(マットやコットが必需品)
・水の事故には注意
河川サイト
川の清流を眺めながらキャンプができます。
釣りや水遊びを楽しむこともできます。
河川サイトの注意点
・大雨による急な増水に注意
・アブやブヨなどの虫よけ対策が必要
夜景が見える
きれいな夜景が見えるキャンプ場も人気です。
自然を感じながらも、静かに夜景を眺めることができます。
夜景と星空と焚き火なんて最高すぎだよ
温泉がある
近くに温泉があるキャンプ場も人気です。
温泉好きな人にとっては、キャンプと温泉のふたつの楽しみができてうれしいですよね!
キャンプをきっかけに新しい温泉を開拓できます。
キャンプ場の探し方
キャンプ場の選び方のポイントがわかったところで、キャンプ場を探してみましょう!
Google Mapで探す
行きたい地域が決まっているならGoogle Mapで探すのが最適です。
実際の手順を紹介したいと思います。
➀Googleで「キャンプ場 〇〇(地名)」と検索
地名には自分がキャンプをしたい場所を入力して検索してください。
私の場合は「キャンプ場 富士宮」と検索しました。
下のような画面がでてくるので、「さらに表示」をクリック!
②気になるキャンプ場を一つ選ぶ
初心者の方は、知る人ぞ知るキャンプ場ではなく、多くの人が訪れるようなキャンプ場を選んだ方がいいです。
口コミの数が多くて、点数が高いキャンプ場をひとつ選んでクリックします。
③キャンプ場の詳細が表示される
この画面から、キャンプ場のホームぺージを見ることもできるし、経路案内で自宅からの距離や経路を調べることができます。
口コミを詳しく見ることができるのでチェックしてみてください。
行きたい場所が決まってなくても、自宅で「キャンプ場」と検索すると、自宅から近いキャンプ場が表示されるよ
まとめサイトを見る
行きたい地域が絞れていない時は、「キャンプ場 静岡 おすすめ」などと広い範囲で検索してみてください。
キャンプ場のまとめサイトで人気のキャンプ場を知ることができます。
まとめ【キャンプ場の選び方・探し方】
以上、初心者におすすめなキャンプ場の選び方と探し方を紹介しました。
キャンプ場選びのポイントは、
- 自宅から2時間以内
- レンタル用品や売店が充実している
- オートキャンプを選ぶ
- 区画サイトがある
- 寒い時期は電源付きサイト
- トイレなどの設備がきれい
- 近くに入浴施設がある
の7点をおさえて、あとは自分の好きなロケーションを選ぶと良いです。
Googl Mapやキャンプ場のまとめサイトなどを活用して探してみましょう!