ソロキャンプの始め方
ソロキャンプの始め方!初心者向けの道具やキャンプ場選びを解説
キャンプブームの近年、一人でキャンプに出掛ける「ソロキャンプ」が注目を高めています。
テレビやSNSを見て気になっている方も多いのではないでしょうか?
絶景を目の前に、一人のんびりと贅沢な時間を過ごす。
そんなソロキャンプに魅力を感じつつも、何から準備していいかわからず、尻込みしている方は多いはず。
この記事では、ソロキャンプを始めたい初心者の方向けに、
- キャンプ経験ゼロでもソロキャンプできる?
- ソロキャンプに必要な道具は?
- どんなキャンプ場を選べばいい?
- キャンプの一日の流れってどんな感じ?
- 知っておきたい注意点ってある?
こんな不安や疑問を解決していきます。
今までキャンプの経験がなくても大丈夫!
順番に読み進めてもらえば、誰でも自分ひとりでキャンプを始めることができます。
私も初めてのキャンプデビューはソロでした。
やってみてからわかったこともたくさんあり、これからキャンプを始めるみなさんに是非一度読んでいただければと思います。
ソロキャンプの魅力
自由気ままな一人の時間を満喫
キャンプと言えば、ワイワイみんなでバーベキュー!
というイメージしかなかった私。
どちらかと言うと苦手意識がありました。
その点ソロキャンプでは、自然の中で、静かにゆったり流れる時間を満喫できます。
何をしてもいいし、何もしなくてもいい。
自分の思うままに自由に過ごすことができるのがソロキャンプの魅力です。
誰かに気を使うこともなく、思いっきりリフレッシュすることができます。
思い立ったらすぐに出掛けられる
誰かとキャンプに行こうと思うと、事前に計画を立てる必要があります。
スケジュールを合わせたり、ちょっと面倒なこともありますよね。
ソロキャンプなら、思い立ったその日にでもキャンプに出掛けることができます。
一人なら荷物も少なくて身軽です。
そんな気軽なところもソロキャンプの魅力ではないでしょうか。
大自然に没頭できる
一人だと話す人もいないし、感動を共有できる人もいない。
ちょっと寂しいなと感じる方もいるかもしれません。
でも、いいこともあります。
一人静かに過ごしていると、鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえてきたり、焚き火がパチパチと燃える小さな音に癒されたり…
一人だからこそ気づく自然の素晴らしさがあるのではないかと思います。
キャンプの醍醐味はやっぱり自然を満喫すること!
誰に邪魔されることもなく、大自然に没頭できるソロキャンプにぜひ挑戦してみてはいかかでしょうか。
ソロキャンプまでの5ステップ
まずは簡単に、初めてのソロキャンプに行くまでにどんな準備をするのか紹介します。
ソロキャンプまでのステップは5つ!
【STEP1】キャンプ場の候補を決める
↓
【STEP2】必要な道具をそろえる
↓
【STEP3】テントを立ててみる
↓
【STEP4】キャンプ場を予約する
↓
【STEP5】キャンプへ行く
順番に詳しく説明していきます。
STEP1 キャンプ場の選び方
まずはキャンプ場の候補を決めましょう。
キャンプ場選びは初心者がキャンプを成功させるための重要なポイント!
キャンプ場の設備によってキャンプの難易度が変わるからです。
初心者におすすめのキャンプ場選びのポイントはこの5つ!
- 自宅から2時間以内
- オートキャンプができる
- 区画サイトがある
- 寒い時期は電源付きサイト
- レンタル用品や売店が充実している
オートキャンプ?区画サイト?電源付き?
さっそくよくわからないよ…
とみなさん思ったかもしれません。
慣れないうちは、よくわからないキャンプ用語ってたくさんあるんです。
キャンプ場のホームページなどでは、これらの用語がたくさん使われていますので、是非ここで知っておきましょう!
オートキャンプとは?
車を自分のキャンプエリアまで乗り入れて、すぐ近くに置いておくスタイルがオートキャンプ。
離れた駐車場から荷物を運ぶ必要がなくて楽なので、初心者にはおすすめです。
オートキャンプができることを、「オートキャンプ場」「オートサイト」「車の乗り入れ可」などと言いますのでチェックしてしてください。
キャンプは荷物が多いので、初心者の方はまずはオートキャンプ場やオートサイトで始めてみましょう!
車がすぐ近くにあると、突然の雨の時の避難場所としても役立つよ
区画サイトとは?
そもそも、「サイト」が何かわからない方も多いはず。
実は先ほども「オートサイト」なる言葉がでてきてました。
オート(自動車)+サイト(キャンプエリア)=自動車が入れるキャンプエリア
というわけです。
では、区画サイトとはどんなサイトでしょうか?
区画サイトとは、一組ごとに決められたスペースが割り当てられているサイトです。
ロープや植え込みなどで仕切られていて、予約制のことが多いです。
反対に、自分のスペースが決まっておらず、どこでもテントを張っていいキャンプエリアをフリーサイトと言います。
初心者には、自分のスペースがちゃんと確保されている区画サイトがおすすめだよ
電源サイトとは?
コンセント付きで電気が使えるサイトです。
寒い時期にキャンプを始めようと考えている方には、電源付きサイトがおすすめ!
冬キャンプには冬用の寝袋が必須。
しかし、冬用の寝袋はかなり高価なので初めてのキャンプで購入するのはおすすめしません。
その悩みを解決してくれるのがホットカーペットです!
ホットカーペットと毛布があれば冬でも暖かく眠ることができます。
安全のためにも初めは電源サイトで冬キャンプを始めましょう。
キャンプ場の選び方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
様々な種類のサイトの紹介や、実際にキャンプ場をどうやって探すのか解説してます。
では、最後にもう一度キャンプ場選びの5つのポイントをおさらいです。
- 自宅から2時間以内
- オートキャンプができる
- 区画サイトがある
- 寒い時期は電源付きサイト
- レンタル用品や売店が充実している
売店が充実していると、ちょっとした忘れ物をした時に便利です。
持ち物すべてを最初から購入することも大変なので、キャンプ場のレンタル用品は是非活用してみてください。
この時点ではまだ予約はしないよ。
行きたいキャンプ場の候補を見つけたら、レンタルできる道具をチェックして次の章に進んでね。
STEP2 ソロキャンプに必要な持ち物
キャンプ場の候補を決めたら、次は必要な持ち物をそろえていきます。
ソロキャンプの必須道具10選
まず、これだけは用意しておきたい最低限必要な道具10選がこちら!
1.テント
2.ペグ&ペグハンマー
3.マット
4.寝袋または毛布やタオルケット
5.テーブル&椅子
6.ランタン
7.調理用バーナー&ガス缶
8.鍋・やかん
9.コップ・カトラリー
10.日用品雑貨(ゴミ袋、ウエットティッシュ、食器用洗剤とスポンジ、雨具)
初めてのソロキャンプであれこれやりたいことを詰め込みすぎても大変です。
「キャンプ場で自分でテントを張って1泊する!」
まずはこれを目標に、必要な持ち物を揃えましょう。
初めからすべて購入するのはちょっとハードルが高いので、キャンプ場のレンタル用品を活用しよう
ソロキャンプ初心者の道具選びは、
- 簡単で扱いやすい
- 一人に適したサイズ・重量
- ある程度快適に過ごせる
- コスパが良い
この4点に気をつけたいです。
とくに簡単で扱いやすい道具を選ぶのは大切!
テントを立てたり何をするにも一人ですので、手間がいらないシンプルなものを選ぶのがポイントだと思います。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
必須道具10選をひとつずつ、選び方やおすすめ道具を解説してます。
さらに、焚き火をしてみたい人や、キャンプをより快適にする+αの道具も見ておきたいという人はこちらの記事をご覧ください。
STEP3 テントを立ててみる
テント購入したら、キャンプ本番前に一度立ててみましょう!
「テントの試し張り」といいます。
初心者の方にとって、テントを立てるのは意外と難しいものです。
当日にテントがうまく立てられなくて困るのは嫌なので、一度練習しておくことをおすすめします。
場所は、キャンプ場が最適です。
小さいテントなら庭でも立てられるかもしれませんが難しい人も多いでしょう。
公園や河川敷を使う手もありますが、ルール上テントを立てられない可能性もあります。
なので、よくみなさんキャンプ場を利用されています。
テントを試し張りするだけならディキャンプといって、日帰りの料金で利用できるよ!
初心者の方にとっては、キャンプ場の雰囲気を知ることもできるのでおすすめ!
是非、近くのキャンプ場でテントの試し張りをしてみましょう。
STEP4 前日までに準備すること
キャンプ場を予約する
人気のキャンプ場だと、土日はなんと数か月前から満室になっていることがあります。
そんなキャンプ場ばかりではありませんが、できることなら土日や連休中は避けたいところです。
金土や日月に1日ずらすだけでもだいぶ混雑具合は違いますよ。
レンタル用品も忘れずに予約してください。
キャンプ場と周辺の情報をチェック
チェックしておきたいキャンプ場と周辺の情報が5つあります!
- チェックイン、チェックアウト時間
- 家からの道のり
- キャンセル料
- 周辺のスーパーやお風呂
- 当日の天気や気温
もし当日の天気が悪いようなら中止するのが無難です。
何日前からキャンセル料がかかるのかチェックしつつ、天気予報を確認しながら予約してください。
キャンプ前日の準備
キャンプ前日の夜にしておきたいことがあるので紹介します。
車へ荷物を積んでおく
キャンプの荷物は多いです。当日の朝では慌ててしまいますので前日に積んでおきましょう。
忘れ物がないようにチェックします。
料理の下ごしらえをする
料理をするなら、材料は切っておき、キャンプ場では煮るだけ、焼くだけの状態にしておくと楽ちんです。
私はソロで行く時は、現地でほとんど包丁は使いません。
タッパーやジップロックに切った材料を入れて持っていきます。キャンプ場で出るゴミの量も減らせて楽なのでそうしています。
STEP5 キャンプ当日!
いよいよキャンプ当日!
ここまで読んでいただいた方は準備万端です!
当日の流れや気になるマナー・注意事項を説明します。
キャンプ当日の流れ
1泊2日のキャンプのおまかな流れを説明します。
1日目
12:00 管理棟でチェックイン
13:00 テント設営
15:00 自由時間
16:00 夕食準備
17:00 夕食
20:00 片付けやお風呂
22:00 就寝
2日目
7:00 起床
8:00 朝食
9:00 片づけ
11:00 チェックアウト
チェックイン、チェックアウトの時間はキャンプ場によって異なります。お風呂の営業時間も確認しましょう。
テントの設営や片付けは、初めは2時間くらいかかるつもりで余裕を持って行動できると安心だよ
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
私の実際のソロキャンプを例に紹介しているので、どんな風に過ごしているのか参考にしていただけたらと思います。
知っておきたいキャンプのルールとマナー
キャンプでは、みんなが気持ちよくキャンプ場を利用するために守るべき基本的なマナーがあるので紹介します。
安全と防犯のために注意すること
野外で一人で寝泊まりするソロキャンプ。
キャンプ場といえど、自然の中で遊ぶ上で注意したいことがあります。
防犯対策についてもまとめました。
初めてのソロキャンプ体験レポート
まだソロキャンプに一歩踏み出せない方も、同じように初めてソロキャンプにチャレンジした体験談を聞けたら勇気が出るかもしれません。
キャンプ経験ゼロの私のソロキャンプデビューがどんなだったか良かったら見てみてください。
まとめ
以上、キャンプ初心者に向けたキャンプの始め方を解説していきました。
初めはわからないことばかりで不安もあると思いますが、一度キャンプに行ってみたら、きっとキャンプの魅力にはまるはず!
行くたびに自分のキャンプスタイルができてくると思います。
しっかり準備をして、安全に楽しくキャンプを始めましょう!