ソロキャンプの必須道具10選!初心者向けの選び方を解説
近年注目を高めているソロキャンプ!
テレビやSNSで見て、気になっている方も多いのではないでしょうか?
自然の中でひとり気ままな解放感と、最高の非日常を満喫!
やってみたいけど、何から準備していいのかわからず、一歩踏み出せないという方は多いはず。
この記事では、ソロキャンプを始めたい方向けに、
- ソロキャンプに必要な道具って何?
- 選び方のポイントは?
- 初心者向けのおすすめは?
こんな疑問を解決していきます。
ソロキャンプにも様々なスタイルがありますので、初心者向けの道具選びのポイントを紹介していきたいと思います。
目次
ソロキャンプ初心者の必須道具10選
キャンプスタイルによって持ち物は変わってきますが、初めてのソロキャンプですから、あれこれやりたいことを詰め込み過ぎても大変です。
「キャンプ場で自分でテントを張って1泊する!」
まずはこれを目標に、初心者が用意すべき道具を紹介したいと思います。
ソロキャンプの必須道具10選はこちら!
- テント
- ペグ&ペグハンマー
- キャンプマット
- 寝袋または毛布・タオルケット
- テーブル&椅子
- ランタン
- 調理用バーナー&ガス缶
- 鍋・やかん
- コップ・カトラリー
- 日用品雑貨(ゴミ袋、ウエットティッシュ、食洗用スポンジと洗剤、雨具)
すべての持ち物をいきなり購入するのはハードルが高いので、キャンプ場のレンタル用品を上手に活用しながら準備するのがポイントです。
売店やレンタル用品が充実しているキャンプ場を選ぶことも初心者がキャンプを成功させるコツ!
それでは、選び方のポイントや、私のおすすめの道具を紹介していきます。
➀テント
キャンプといえば、これがなければ始まりません。
さきほどレンタル用品を活用しましょう!と言ったばかりですが、必須道具10選の中で、テントだけは自分で購入することをおすすめします。
テントはキャンプ場でもレンタルできる場合がありますが、初めてのテントを初心者が一人で立てるにはちょっと不安があります。
キャンプ本番までに一度テントを立てる練習ができると安心なのでレンタルではなく購入がおすすめです。
私もテントの試し張りでうまく立てられず、親切な人に助けてもらった経験があるよ。
あれがキャンプ本番だったら焦ったな~
では、ソロキャンプ初心者に最適なテント選びのポイントを紹介します。
ポイントはこちらの4つ!
- 組み立てやすいドーム型
- サイズは2~3人用
- 耐水圧1500mm以上の防水性
- 前室が広い
初心者のテント選びで最も大切にしたいのは組み立てやすさです。
その他にも、快適に過ごすためのサイズ、防水性、前室という荷物を置けるスペースを備えたテントをおすすめしています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おすすめのソロ用テントも紹介しています。
②ペグ&ペグハンマー
ペグとは、テントを地面に固定するために打ち込む杭のことです。
ペグにも種類がたくさんありますが、ペグ選びのポイントは2つです!
- ペグの種類:鍛造ペグ
- ソロ用テントなら20cm、タープも立てるなら30cm
鍛造ペグとは、金属を叩いて強度を高める「鍛造加工」によってつくられたペグのこと。
頑丈で耐久性が高く、固い地面でも打ち込むことができます。
こんな感じのものです。
ペグはテントに付属している場合も多いですが、プラスチックやアルミ製の耐久性が低いペグが多いです。
固い地面だとなかなか刺さらず、強く叩いて折れるということも珍しくありません。
ペグを打てなければテントを立てることができませんので、初心者の方こそ頑丈なペグに買い替えることをおすすめします!
おすすめの鍛造ペグはこちらの記事で紹介しています。
ペグを打ち込むためのハンマーも金属製のものを選びましょう。
固い地面にしっかりと打ち込んだペグは抜く時も力が要るので、ペグ抜きもついているハンマーがおすすめです。
③寝袋または毛布・タオルケット
キャンプだから寝袋でないといけないということはありません。
寒い時期でなければ家にある毛布やタオルケットでも代用できます。
ただ、寝袋はアウトドアに特化した寝具ですので、収納性や保温性が優れています。
寝袋には種類がたくさんあって、形や中綿の種類、価格もピンからキリまで!
いざ購入しようと思うと困ってしまう方も多いと思います。
こちらの記事で寝袋選びのポイントやおすすめの製品を紹介しているので参考にしてみてください。
④キャンプマット
キャンプマットは敷布団のように寝袋の下に敷いて使います。
小さな石や地面のでこぼこから体を守ってくれたり、地面からの冷えを凌ぐ役割をしてくれます。
快適な睡眠のためのマストアイテムです。
ソロキャンプのマット選びのポイントはこの3つ!
- スタイルに合ったマットの種類
- 快適さを求めるなら5cm程度の厚さ
- 徒歩・バイクなら携行性を重視
マットの種類は大きく分けて3つあります。
それぞれどんな人に向いているかというと、
- ウレタンマット
→まずは安く済ませたい!という人 - エアーマット
→移動が徒歩やバイクで小さく収納したい人 - インフレーター(自動膨張)マット
→快適な睡眠、機能性を重視したい人
私のおすすはインフレーターマット。
しっかり体を休めて快適なキャンプをしたいよね
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
3つのマットの種類の特徴やおすすめ製品を紹介しています。
⑤テーブル&椅子
キャンプに欠かすことができないのがテーブルと椅子です。
テントや寝袋などのキャンプの専門用品に比べると、なんとなくで選んでしまいがちかもしれませんが、それで失敗してしまうことも多いです。
ゆっくり座ってくつろぐ時間はソロキャンプの醍醐味!
テーブルと椅子はしっかりこだわって選びたいね
ソロキャンプならロースタイル
リビングレイアウトには、「ハイスタイル」と「ロースタイル」があります。
テーブルと椅子の高さを高いものと低いものどちらでそろえるかということです。
ソロキャンプにおすすめなのはロースタイル。
低めの椅子にゆったり足を伸ばして座るスタイルです。
焚き火をいじりやすかったり、コンパクトに収納できるものが多いので、ソロキャンプにおすすめのスタイルといえます。
テーブルの選び方
それでは、テーブル選びから説明します。
テーブル選びのポイントは3つ!
- ロースタイルなら高さ40cm
- 天板の幅は50cm以上
- 特徴を理解して天板の素材を選ぶ
ソロ用といわれるテーブルは30cm前後の幅の小さいものも多いですが、使い勝手はあまりよくありません。
移動手段が車で荷物に余裕があるなら50cm以上のものがおすすめです。
また、天板の素材選びも大切です。
それぞれの素材によって特性があるので、耐熱性、耐久性、重量、見た目など、何を重視したいかによって自分に合ったものを選びます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
椅子の選び方
次は椅子びのポイントです。
- ロースタイルなら座面の高さ30cm
- 収納性
- 設営のしやすさ
- 座り心地
ロースタイルでテーブルと高さを合わせます。
テーブルの高さが40cmなら、椅子は30cmくらいのものを選ぶと丁度良いです。
収納性を重視したい場合は、分解してコンパクトにできるものを。
反対に、パタッと折りたたむだけの椅子なら収納性は劣りますが設営に手間がかかりません。
座り心地は固めのものからハンモックのように包み込まれるようなものがあり、自分が座りやすいものを選んでください。
ショップでいろんなタイプの椅子に座ってみて、自分に合う座り心地の椅子を探してみるといいね
椅子選びについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
おすすめの椅子5選を紹介しています。
⑥ランタン
キャンプの夜に必需品のランタン。
種類がたくさんあるので悩みどころですよね。
まず、ランタンは燃料別に4つ種類があります。
- LEDランタン
- ガスランタン
- ガソリンランタン
- オイル(灯油)ランタン
この中で初心者におすすめしたいのはLEDランタン!
LEDはスイッチひとつですぐに電気をつけることができ、火を使わないので初心者でも安心です。
また、ランタンはテント内にも持ち込むことになるので、もし一つだけ買うならLEDの一択!
他の3種類は火を使うので一酸化炭素中毒や火災の危険からテント内に入れるには不向きだからです。
では、LEDランタンを選んでいきましょう。
ポイントは3つ!
- 300ルーメン程度の明るさを確保できる
- 明るさ調整できる
- 6時間以上使える
ランタンは用途に合わせた明るさを選ぶのが大切です。
明るさを表す単位をルーメン(lm)と言い、目安となるのでチェックします。
メイン:300ルーメン程度
夕食の時などにリビングスペースを照らします。
持ち歩き:100ルーメン程度
トイレや炊事場への持ち歩きに使います。
テント内:100ルーメン以下
ソロ用のテントは狭いので、寝るだけなら少しの光量があれば大丈夫です。
テント内でなにかするのであれば100ルーメン程あるといいです。
ソロキャンプなら明るさ調整できるランタンが一つあればやりくりできてしまいます。
季節にもよりますが、夕方の5時か6時くらいから点灯させるので、300ルーメン程度の明るさで6時間以上余裕を持って電池や充電がもつか確認しておきましょう。
ランタン選びについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!
⑦調理用ガスバーナー&ガス缶
初キャンプで無理に料理をする必要はありません。
でも、料理をしなくても、お湯を沸かせるとちょっとリッチに過ごせます。
コーヒーを飲んだり、カップ麺を作ったりできるようになるんです。
絶対の必需品ではありませんが、ガスバーナーが一つあればお手軽に火を使うことができるので、検討してみてください。
選び方のポイントは3つ!
- シングルバーナー
- ガス缶はOD缶
- 火力2500kcal/h以上
シングルバーナーとは、携帯性に優れたとてもコンパクトなコンロです。
ツーバーナーというコンロの数が2つのバーナーもあるのですが、ソロキャンプならシングルバーナーがおすすめです。
他にも、OD缶というアウトドア用のガス缶を使えるバーナーを選ぶこと、火力の目安は2500kcal/h以上をおすすめしています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
⑧鍋・やかん
料理をするなら必要な調理器具をそろえましょう。
アウトドア用の鍋のことを、「クッカー」や「コッヘル」と呼びます。
鍋はもちろん自宅にあるものを使ってもいいのですが、アウトドア用のものは軽くて収納性も良く、やっぱり使いやすいです。
鍋選びで一番気をつけてほしいポイントはサイズです。
ソロ用クッカーと言われる小型のものは、軽量・コンパクトで収納性に優れていますが、私は小さすぎて使いづらいと感じます。
移動が徒歩でなければ、調理のしやすさを優先させてもいいと思っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おすすめの鍋を紹介しています。
やかんは家庭用のものだと大きいので、アウトドア用のものを検討してみてください。
「ケトル」と呼ぶこともあります。
最初はケトルはなくても鍋でお湯は沸かせるし、注ぐこともできるよ
ケトルにはいわゆるやかんの形の底が広いタイプと縦型のタイプがありますが、おすすめは底が広いタイプ。
お湯が早く沸きますし、コンパクトです。
おすすめのケトルはこちら!
山ケトル700(UNIFLAME)
1度に600mlのお湯が沸かせるので、ソロキャンプであれば十分!
アルミ製で熱伝導が良く、ハンドルの部分はステンレス製の穴の開いたデザインにすることで熱くなりにくいという優れものです。
⑨コップ・カトラリー
割れないものを選びましょう。
あとは軽さやデザインの好みで選んでOK。
初めは使い捨てでもありです。
⑩日用品雑貨
以下のものを準備しましょう。
スーパーや100均で揃えられます。
- ゴミ袋
- 食洗用スポンジと洗剤
- ウエットティッシュ
- 軍手
- 雨具
料理しないならスポンジと洗剤は不要。
雨具は、カッパやポンチョのような手がふさがらないものが良いです。
雨天時は中止するのがいいですが、もしも雨が降った時用に持っておきましょう。
ソロキャンプ道具一式の費用は?
今回紹介した必須道具は、約6万円~で揃えられます。
ちょっと高いと感じるでしょうか?
もっと持ち物を減らして、安い製品で揃えればさらにコスト削減も可能です。
ですが、初心者の方がひとりでキャンプに挑戦することを考えると、なるべく不安要素は取り除いて、安全に快適に過ごせる道具で揃えてほしいなと思います。
道具選びは、
- 初心者でも扱いやすい
- 安全に、ある程度快適に過ごせる
- コスパが良い
この3点を重視してシミュレーションした結果、6万円弱でした。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ただ、初めから全部をアウトドア専用のもので揃える必要はありません。
時期によっては寝袋は家にある毛布で代用できるし、鍋も自宅にあるものを持って行ってもいいんです。
私は500円で買ったアウトドア用ではない普通の鍋を10泊以上使っていたこともあります。
まずはキャンプ場のレンタル用品を活用してみるのもおすすめです。
回数を重ねていくと、だんだん自分のキャンプスタイルができてくると思います。
そして、こだわりの詰まった道具に囲まれてキャンプができたら最高ですよね!
以上、ソロキャンプの必須道具10選でした!
さらに、あると便利な道具はこちらの記事で紹介していますので、良かったら参考にしてみてくださいね。